2025/09/12 09:00

小学校1年生のとき
近所のお絵かき教室に通うことになりました。

教室は毎週水曜日。
初回は母と二人で行き、翌週からは私1人で通います。

が・・・
当時の私は人見知りが激しく(通信簿にまで書かれたほど)、見知らぬ環境にすぐに馴染める子供ではありませんでした。

2回目となる水曜日。
私はうっかりなのか、ひそかに計算してなのか・・・
学校で友達と遊ぶ約束をして、家にその友達と一緒に帰ってきてしまったのです。

驚いた母が玄関で
「今日はお絵かき教室でしょう!」
「よーこちゃんが通いたいと言ったんでしょう!」
「先週一緒に行ったの、もう忘れたの!」
と問い詰めてきました。

母に言われて、私は教室のことを思い出していたのだけれど・・・
「え~・・・ う~ん・・・ なんのこと?」
と、必死に首をかしげ、わからないフリをし続けました。笑

母はそんな私にあきれ果て、そして怒られる私の横に立つ友達を不憫に思い、教室にお休みの連絡を入れてくれたのでした。

絵を描くことが好き。だから教室も行ってみたい。
でも、知らない環境で、知らない人たちと一緒に、一体何の絵を描いたらいいのか、全くわからなかった。

そんな理由で「行きたくない」なんて、母に素直に言えなかった。
教室の通いはじめは、そんな感じでした。

でも、ありがたいことに、クラスメートで仲良かったTちゃんも一緒に教室に通うことになり、(一緒に行こう!と何度も説得しました)それからは安心して、楽しく通えるようになりました。

行きたくなかったお絵かき教室。
でも、Tちゃんのお陰で⑧年続いた、お絵かき教室。

それが今の私の描く土台となっています。
Tちゃん、ありがとう✧